近年、業務効率化やサービス品質の向上を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しています。
その中で、Agentforceは柔軟かつ高機能なAIエージェントとして多くの企業で導入が進んでいます。
そしてこの度、Agentforce Builderに「現在のレコードID(currentRecordId)」という変数が新たに追加されました。
この変数によりエージェントは現在ユーザーの画面に表示しているレコードのIDを自動取得できるようになり、
チャット時のデータ連携がこれまで以上にスムーズかつ正確になります。
本記事では「現在のレコードID」の概要とホテル予約管理システムでの具体的なユースケースをご紹介します。
Agentforceの新たな可能性を、ぜひご確認ください。
「現在のレコードID」は、チャット時にユーザーの画面に表示されているレコードのIDを自動取得できる変数です。
これまでユーザーが手入力していたレコードのIDや名前などの情報を即座に取得できるため、
人的ミスの削減や対応スピードの向上、オペレーターの業務負荷軽減といった大きな効果が見込めます。
⚠️注意点
この変数は「この予約をキャンセルして」「現在のレコードについて教えて」といった、
ユーザーが画面上のレコードを明確に参照している発話があった場合にのみ利用することが推奨されています。
「このレコードをキャンセルして」と伝えた時、もう「どのレコードのことですか?」と聞き返されることはありません。
新たに追加された「現在のレコードID」変数により、Agentforceのチャット対応はさらなる進化を遂げました。
画面上の操作と会話がつながることで業務の効率化と品質向上を同時に実現できるでしょう。
弊社では、Salesforceを活用した業務改善・カスタマーサポートのDXを多数ご支援しています。
「自社の課題に何が適しているかわからない」といったご相談も歓迎です。
導入設計から運用支援まで、経験豊富なコンサルタントが丁寧にサポートいたします。